岩手県内にある全ての駅について2本で行ける最遠の駅を調べてみました。
「2本で行ける最遠の駅」の定義は以下の通りとします。
- 乗り換え1回(列車2本)以内でたどり着ける駅の中で、到着に必要な乗車距離が最も長い駅
- 利用する交通機関は鉄道の定期列車のみとする。大船渡線BRTはバスとして扱い、利用する交通機関に含めない。
- 乗り換え時間や列車本数は問わない。
- 同名駅でなくても、乗換検索アプリ等で乗換駅と判定されている場合は乗換駅とみなす。
- 出発地点の駅の近隣に徒歩乗換可能な別名駅があっても、その別名駅を出発地点にはしない。
- 2024年3月改正後のダイヤを参考にする。
調査結果は以下のようになりました。
(赤→東京 青→仙北町 緑→八戸 水→博多 橙→品川)
1.東京駅 117/166駅 70.5%
2本で行ける最遠の駅として最も多かったのが東京駅です。岩手県内の大半の駅は新幹線停車駅に1本で行けて、東京まで2本で行けるようです。東北新幹線(東北本線)を軸とした鉄道網ができていることが分かります。
2.仙北町駅 21/166駅 12.7%
仙北町駅は東北本線で盛岡の隣の駅です。三陸鉄道の豊間根より北にある各駅が該当します。釜石駅で釜石線の盛岡行に乗り換えるルートです。終点の盛岡駅にならないのは、盛岡へは山田線経由の方が近道で、「2本で行くのに最低限必要な距離」が盛岡駅は短く、釜石線経由でしか行けない仙北町駅は長いからです。
3.八戸駅 17/166駅 10.2%
三陸鉄道の陸中山田より南の各駅が該当します。久慈駅で八戸線に乗り換えるルートです。
4.博多駅 8/166駅 4.8%
東京駅に直行できる新幹線停車駅が該当します。
5.品川駅 3/166駅 1.8%
東北本線の一ノ関より南の駅では、仙台まで直通する列車があります。この場合は、新幹線に乗り換えて東京や新函館北斗に行くより、仙台で特急ひたち号に乗り換えて品川に行く方が遠いため、2本で行ける最遠の駅は品川駅になります。