山形県内にある全ての駅について2本で行ける最遠の駅を調べてみました。
「2本で行ける最遠の駅」の定義は以下の通りとします。
- 乗り換え1回(列車2本)以内でたどり着ける駅の中で、到着に必要な乗車距離が最も長い駅
- 利用する交通機関は鉄道の定期列車のみとする。快速湯けむり号は臨時列車のため、利用する交通機関に含めない。陸羽東線代行バスは鉄道での運行再開が予定されているため、利用する交通機関に含める。米坂線代行バスは利用する交通機関に含めない。*1
- 乗り換え時間や列車本数は問わない。
- 同名駅でなくても、乗換検索アプリ等で乗換駅と判定されている場合は乗換駅とみなす。
- 出発地点の駅の近隣に徒歩乗換可能な別名駅があっても、その別名駅を出発地点にはしない。
- 2024年3月改正後のダイヤを参考にする。
調査結果は以下のようになりました。
(赤→東京 青→新函館北斗 水→博多 橙→新井 緑→仙台)
1.東京駅 77/113駅 68.1%
2本で行ける最遠の駅として最も多かったのが東京駅です。奥羽本線、陸羽西線、左沢線、山形鉄道、米坂線の各駅からつばさ号に乗り換えて行ける最も遠い駅です。羽越本線は余目以北の駅と鶴岡駅が該当します。(酒田以北の駅は秋田経由こまち号、酒田~余目間は新庄経由つばさ号、鶴岡駅は新潟経由とき号)
2.新函館北斗駅 16/113駅 14.2%
仙山線、陸羽東線の各駅が該当します。仙台や古川ではやぶさ号に乗り換えですね。奥羽本線でも仙山線が乗り入れる北山形と羽前千歳については東京より遠い新函館北斗まで行けます。
3.博多駅 10/113駅 8.8%
東京駅に直行できる山形新幹線の各駅が該当します。
4.新井駅 9/113駅 8.0%
羽越本線の余目以南の特急通過駅が該当します。羽越本線は酒田以北は秋田駅へ、酒田~余目は新庄駅へ行けるのですが、余目以南の特急通過駅は新幹線停車駅に1本で行けないんですよね。そのため、新津駅で特急しらゆき号に乗り換えるのが最も距離を稼げます。
5.仙台駅 1/113駅 0.9%
あつみ温泉駅が該当します。羽越本線の特急停車駅からの場合、距離を稼ぐには秋田からこまち号か新潟からとき号の2択になります。秋田経由の方が遠回りですが、「到着に必要な乗車距離が最も長い駅」という定義のため東京や大宮へは新潟経由の近道で計算する必要があります。こまち号は大宮~仙台ノンストップのため、秋田~仙台では距離が稼げない…と思いきや、最南端のあつみ温泉駅については秋田から遠いため、あつみ温泉~新潟~東京<あつみ温泉~秋田~仙台となります。