青森県内にある全ての駅について2本で行ける最遠の駅を調べてみました。今までは都市部の都道府県を中心に調べていましたが、今回からは北から順に調べていきます。
「2本で行ける最遠の駅」の定義は以下の通りとします。
- 乗り換え1回(列車2本)以内でたどり着ける駅の中で、到着に必要な乗車距離が最も長い駅
- 利用する交通機関は鉄道の定期列車のみとする。JR津軽線(蟹田~三厩)の代行バスはバスとして扱い、利用する交通機関に含めない。リゾートしらかみ号は臨時列車のため、利用する交通機関に含めない。
- 乗り換え時間や列車本数は問わない。
- 同名駅でなくても、乗換検索アプリ等で乗換駅と判定されている場合は乗換駅とみなす。(例:大鰐温泉-大鰐、五所川原-津軽五所川原)
- 出発地点の駅の近隣に徒歩乗換可能な別名駅があっても、その別名駅を出発地点にはしない。
- 2024年3月改正後のダイヤを参考にする。
調査結果は以下のようになりました。
(赤→東京 青→酒田 緑→秋田 水→能代 橙→東能代 灰→博多)
1.東京駅 61/143駅 42.7%
2本で行ける最遠の駅として最も多かったのが東京駅です。新青森駅や秋田駅で新幹線に接続する奥羽本線、八戸駅で新幹線に接続する八戸線、青い森鉄道線、大湊線の各駅が該当します。
2.酒田駅 31/143駅 21.7%
五能線の各駅が該当します。五能線の南の終点、東能代駅からは酒田行きの列車が1日1本出ています。ちなみに北上しようとしても乗換1回では青森駅までしか行けません。リゾートしらかみ号を使えば停車駅から東京まで乗換1回で行けますが、臨時列車は集計の対象にしておりません。
3.秋田駅 23/143駅 16.1%
青森駅や大鰐温泉駅から1本で行ける最も遠い駅は秋田駅になります。津軽線と弘南鉄道大鰐線の各駅が該当します。
4.能代駅 12/143駅 8.4%
弘南鉄道弘南線の各駅が該当します。弘前駅からの場合、秋田駅や東能代駅へ奥羽本線1本で行けます。東能代へ1本で行くのに最低限必要な距離は奥羽本線経由になりますが、1駅手前の能代へは五能線経由となり距離が伸びます。弘前~奥羽本線経由~秋田より弘前~五能線経由~能代の方が距離が長いです。
4.東能代駅 12/143駅 8.4%
6.博多駅 4/143駅 2.8%
東京駅に直行できる八戸駅・七戸十和田駅・新青森駅・奥津軽いまべつ駅が該当します。