兵庫県内にある全ての駅について2本で行ける最遠の駅を調べてみました。
「2本で行ける最遠の駅」の定義は以下の通りとします。
- 乗り換え1回(列車2本)以内でたどり着ける駅の中で、到着に必要な乗車距離が最も長い駅
- 利用する交通機関は鉄道の定期列車のみとする。
- 乗り換え時間や列車本数は問わない。
- 同名駅でなくても、乗換検索アプリ等で乗換駅と判定されている場合は乗換駅とみなす。(例:大阪-大阪梅田、姫路-山陽姫路)
- 出発地点の駅の近隣に徒歩乗換可能な別名駅があっても、その別名駅を出発地点にはしない。
調査結果は以下のようになりました。
(赤→鹿児島中央 緑→東京 水→城崎温泉 青→余呉 橙→山陽姫路 灰→その他)
駅が密集している南東部が分かりづらくなっているので拡大版も載せます。
1.鹿児島中央駅 158/359駅 44.0%
調査対象とした359駅中、2本で行ける最遠の駅として最も多かったのが鹿児島中央駅です。新大阪・新神戸・西明石・姫路駅から1本で行ける最も遠い駅です。南部ではJR神戸線や阪神電車(直通特急停車駅)、山陽電車、西神山手線が目立ちます。他にも、姫路から伸びる各線の駅や、特急こうのとり号、はまかぜ号の停車駅が該当します。
2.東京駅 84/359駅 23.4%
大阪駅や三ノ宮駅からサンライズで行ける最も遠い駅が東京駅です。梅田や三宮には行けるが新幹線停車駅に行けない駅が該当します。具体的には阪急電車や阪神電車、福知山線、ポートライナー、地下鉄海岸線の各駅です。
3.城崎温泉駅 24/359駅 6.7%
特急こうのとり号の終点です。三田駅で接続する神鉄各線が該当します。
4.余呉駅 19/359駅 5.3%
余呉駅は滋賀県にある北陸本線の駅です。近江塩津から1駅、敦賀から3駅米原寄りにあります。なぜ終点でもないそんな駅が?と思うかもしれませんが、定義の都合上そうなります。浮かび上がっているのは加古川線なのですが、加古川駅から出る最も遠い「行先」は敦賀駅です。加古川から敦賀に1本で行くのに必要な乗車距離は湖西線経由で209.1kmです。一方、加古川から余呉に1本で行くのに必要な乗車距離は米原経由で209.2kmと、わずかに敦賀より長くなります。
4.山陽姫路駅 19/359駅 5.3%
同率4位は山陽姫路駅です。神鉄粟生線の各駅と有馬温泉駅が該当します。
その他
6位 新山口駅 13駅
鳥取駅から特急スーパーおき号で行ける最も遠い駅です。豊岡以西の山陰本線の特急通過駅と智頭急行の特急通過駅が該当します。
7位 福知山駅 10駅
能勢電鉄の特急通過駅と阪急伊丹線の各駅が該当します。川西能勢口-川西池田や阪急伊丹-JR伊丹を乗換駅とするかは判断が分かれますが、Yahoo乗換案内では乗換駅扱いとなっています。
8位 大阪梅田駅 8駅
阪急甲陽線と山陽電鉄網干線の各駅が該当します。夙川からだと新開地より梅田の方が遠いんですね。
9位 新開地駅 7駅
北条鉄道の各駅が該当します。
10位 新函館北斗駅 5駅
山陽新幹線の各駅と、サンライズが止まる三ノ宮駅が該当します。
11位 近江塩津駅 4駅
六甲ライナーの各駅が該当します。新快速の止まらない住吉からでも近江塩津まで行けるんですね。
11位 近鉄奈良駅 4駅
11位 新大阪駅 4駅
山陰本線の豊岡以東の特急通過駅と、京都丹後鉄道のコウノトリの郷駅が該当します。豊岡で特急こうのとり号に乗り換えです。「京都丹後鉄道」といいつつ豊岡駅とコウノトリの郷駅だけは兵庫県なんですね。