TER鉄道交通研究所

鉄道を中心に交通機関に関する様々な考察をしていきます。YouTubeでは駅名記憶向上委員会の関連動画をupしています。ぜひご覧くださいhttps://www.youtube.com/channel/UCfRh5GcpH0V1fUf2paQPu1g。

都心からの距離別 終電ランキング ④40km編

山手線各駅から放射状に延びる各線の最終電車の時間を、都心駅~郊外駅の距離別にランキング化してみました。今回は40km編です。ルールは以下の通りです。
・都心側の発駅は山手線と接続する最後の駅とした。
・郊外側の着駅は、発駅から40km以上離れた駅とした。場合によっては各停に乗り継ぐなどして、なるべく都心よりの駅を選んだが、速達列車を終電としている路線があったため停車駅の兼ね合いで郊外よりの駅になることもあった。
・対象路線は山手線各駅から放射状に延びる鉄道のうち、都心駅から40km以上の距離を持つものとした。一部路線(東武伊勢崎線など)は直通先を含む。支線は含まない。
・終電の遅い別路線で代替できる路線は省略した。(湘南新宿ラインなど)
・一部区間のみ他路線で代替できる場合は代替可能な区間を除いて集計した。(JR東海道線の横浜以南など)
・2020年5月22日時点での平日ダイヤを参考にした。
・緩急接続などの関係で乗り換えが発生する場合は、表中では矢印で表している。

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1位はJR京葉線です。京葉線はあまり終電が遅いイメージがないので意外な結果になりました。確かに、東京を出る最終が終点まで行く蘇我行なので、近距離の利用者にとっては遅くないのかもしれませんが、千葉市内までいくような遠距離の利用者にとっては便利なのではないでしょうか。
2位のJR中央線は少し前まで高尾行の終電が0:41新宿発だったのですが、最近になって繰り上がったため2位になりました。4位の京浜東北根岸線は、長距離なので東海道線利用の方が通常は早いのですが、終電においては京浜東北線の方が遅く出られることが分かりました。最下位はJR総武線。2駅手前の千葉までなら秋葉原0:31発とかなり遅いのですが、40kmに届きません。都賀へ行くには千葉0:05発の電車に乗る必要があるため、秋葉原を23:12に出ることになります。東京発の方が乗り換えが少なく4分遅く出られるのですが、30kmまでのランキングと出発駅を合わせるために秋葉原発としました。幕張や稲毛といったエリアへは総武線京葉線とも遅くまで動いていることになります。1駅手前が主要駅で、そこまでなら終電が遅いという惜しい路線が常磐線、TX、東武伊勢崎線と3つもありました。常磐線の取手行最終は0:23上野発、TXの守谷行最終は0:18秋葉原発です。東武の場合、23:52に上野を出れば北千住から南栗橋行最終に乗れます。常磐線、TXとも交直流の境目が仇となる結果になりましたね。