栃木県内にある全ての駅について2本で行ける最遠の駅を調べてみました。
「2本で行ける最遠の駅」の定義は以下の通りとします。
- 乗り換え1回(列車2本)以内でたどり着ける駅の中で、到着に必要な乗車距離が最も長い駅
- 利用する交通機関は鉄道の定期列車のみとする。
- 乗り換え時間や列車本数は問わない。
- 同名駅でなくても、乗換検索アプリ等で乗換駅と判定されている場合は乗換駅とみなす。(例:宇都宮駅東口-宇都宮)
- 出発地点の駅の近隣に徒歩乗換可能な別名駅があっても、その別名駅を出発地点にはしない。
- 2024年3月改正後のダイヤを参考にする。
調査結果は以下のようになりました。
(赤→盛岡 水→沼津 青→高萩 橙→浅草 灰→その他)
1.盛岡駅 40/133駅 30.1%
2本で行ける最遠の駅として最も多かったのが盛岡駅です。宇都宮駅から1本で行ける最も遠い駅が盛岡駅です。日光線、宇都宮線(宇都宮~黒磯)、烏山線、宇都宮ライトレールの各駅が該当します。
2.沼津駅 26/133駅 19.5%駅
東武宇都宮線の各駅、東武日光線・鬼怒川線の特急通過駅が該当します。都心に直接出られない駅でも、栗橋駅で上野東京ラインに乗り換えることで都心を通り過ぎて静岡県の沼津駅まで乗換1回で行くことができます。
3.高萩駅 23/133駅 17.3%
高萩駅は茨城県北部にある常磐線の駅で、北千住から東武以外の路線1本で行ける最も遠い駅です。また、水戸線は一部列車が常磐線に直通しますが、最長で高萩まで行きます。「北千住に1本で行けるが、大宮には1本で行けない駅」として新栃木、新高徳、鬼怒川公園、新藤原と野岩鉄道の男鹿高原を除く各駅が該当します。(大宮を通る新宿行きの特急は停車駅が少なく、鬼怒川温泉までしか行かないため。)水戸線と関東鉄道以外の乗換路線がない真岡鉄道の各駅も該当します。
4.浅草駅 13/133駅 9.8%
東武伊勢崎線・佐野線の特急通過駅と、野岩鉄道の男鹿高原駅、わたらせ渓谷鉄道の各駅が該当します。都心に直通できない駅から、東武特急の停車駅で乗り換えて浅草に向かうといった感じですね。日光線系統だと栗橋でJRに乗り換えられるので少し話が変わってきますが…
その他
5位 博多駅 9駅
東京駅に直通できる上野東京ラインや新幹線の停車駅が該当します。
5位 敦賀駅 9駅
両毛線の各駅が該当します。高崎駅で北陸新幹線に乗り換えです。
7位 新函館北斗駅 6駅
JRに直通する東武特急(日光号・きぬがわ号)の停車駅が該当します。浅草や北千住ではなく大宮に直通できるのは強いですね。
8位 会津田島駅 4駅
伊勢崎線・佐野線を走る特急りょうもう号の停車駅が該当します。会津田島に行くリバティ会津号と停車駅がかみ合わないので、乗換1回で行けはしますが北千住まで行って戻らないといけないんですよね…
9位 東京駅 3駅
黒磯より北の東北本線の駅(高久~豊原)が該当します。この辺りは福島県との県境に近いので、鉄道で行ける最寄りの新幹線停車駅が新白河になります。